3連休も終わって今日から仕事だという人も多いと思いますが、今日あたりでようやく正月気分が抜けてきたという人も多いのでは?
というか、前回成人式とか書いちゃったけどなんか昨日だったっぽい?
いやいや、地方によってその辺りまちまちだから! つか管理人の時はいまみたいな連休作りのための祝日フュージョンとかありませんでしたから! 成人式は1月10日固定でしたから! と声を大にして叫びたい今日この頃な感じで皆様如何お過ごしでしょうか?
今回紹介するのは前回紹介した作品(下記)の作者さんが書き上げたもう一つの作品になります。
作者さん自身は厨二成分多めといっていますがどうなのでしょうかw
それでは、はじまりはじまりぃ。
愛と勇気と優しい弾丸

さて、今回紹介する作品のタイトルは「愛と勇気と優しい弾丸」になります。
主人公はうだつの上がらない渡り鳥のやる夫で、ヒロインはARM使いの腕利き渡り鳥であるフェイト(金髪幼女)です。
ここまでで気づいた方、というか本記事のタイトルやら上記の画像やらでバレバレですが、本作はプレステ時代の登場から今もなお根強い人気を誇るRPG『WILD ARMS(以下カタカナ)』の設定を多く使用した作品です。
ん? ワイルドアームズが原作ではないのかって?
その通り! 本作はワイルドアームズの世界観や設定、単語は多く使用されていますが、基本的にはオリジナル作品といって過言ではありません!
そのため、原作を知らない人もそうでない人も等しく楽しめる作品でございますよ♪
本作は2013年に発表された完結長編作品となっています。
ちなみに、いつもやっているあらすじは休暇取ってベガスにいっています(訳:wikiになかった)
物語の基本は起承転結ってハッキリわかんだね

物語において優秀だといわれるポイントは数多くありますが、個人的には物語の基本である起承転結を丁寧に作りこんである作品にとても好感を抱きます。
本作はまさにそういった作品といえます。
作者さんのあとがきによれば、エピローグを入れた計24話という話数もアニメを意識したそうで、そういった部分も個人的にとても読みやすかったと感じます。
そして肝心のストーリーですが、正直何回か再読している上に読む度に涙腺を刺激してくるという事で察してくださいw
テンション高めの王道少年漫画が好きな人には特におすすめ
わりと原作のままですが、その原作「ガンソード」もワイルドアームズと同じく荒野を舞台とした作品なのか、本作はかなり影響を受けていることがわかります(主人公の影が薄くなりがちという点も含めw)。
しかも、作者さんのあとがきによれば他に影響した作品として挙がっているのが「スクライド」や「ドリフターズ」というのだから、そのテンションたるやw
あ、今気が付きましたけど、ある意味「スクライド」も荒野といえますね。
とまあそういったテンションを内包した作品ですので、テンション高めの王道少年漫画が好きな人にはおすすめ!
もちろんテンション高いだけではなく(高いのはバトル時のみ)、やる夫とフェイトの二人三脚の成長や淡い思い、そして友との葛藤など、多くの要素が詰め込まれています。
また、次作であり前回紹介した「東風谷早苗と秋夜の奇跡」にあるような全員が主人公であるというキャラクターの色の濃さは今作でも非常に読み取れます。
枯れた荒野に虹を掛ける物語「愛と勇気と優しい弾丸」おすすめです!
ちなみに、ラストバトルも熱くて好きなのですが、私が本作で一番好きなのはやる夫が試練を受けるところです。薔薇水晶の合いの手で加速していく感じとかたまりませんぜ!