どうも。最近ツイッターが活性化して、その影響で創作とか久しぶりにやってみようかな? とか寝ぼけたこと考え始めているんだけど、とりあえず目の前の仕事片付けなさいよと幻聴が聞こえるような気がしないでもない管理人です。
いや、仕事はちゃんとやってるから(震え
さてさて、今回紹介する作品はちょっと不思議な雰囲気の作品になっています。
一見すると家族物のような作品ですが、何気ない日常で流れる空気はどこか読者に小さな棘のような不安を掻き立てます。
それでは、はじまりはじまりぃ。
しきにゃんさんちのおにいさん

紹介する作品のタイトルは「しきにゃんさんちのおにいさん」です。
わりと最近の作品で、昨年2018年に投下され完結した短中編作品。
基本的に早生まれの兄であるやる夫と、遅生まれのの妹である志希の2人の現代会話劇になります。
回を重ねるごとに時間が進行していき、時に面倒くさい幼馴染や面倒くさい友人は出てくるものの、終始物語はこの兄妹を中心に回ります。
まあ、ある意味この兄妹も面倒くさいのですがw
基本的にはわりと残念なやる夫のリアクションにクスリとしたり、しきにゃんの可愛さにニヤニヤする、そんなストーリーなんですが…。
お知らせ:あらすじはまだ休暇から帰ってきていません。
家族であり兄妹であり

前項で『基本的に』を連呼したのにはわけがあって、本作は話が進んでいくうちにどんどん不穏な空気が漂ってきます。
例えるならば、漂う黒煙というより地を這う冷気。
そんな不安感を抱く作品なのだから、さぞかし鬱展開だったりグロ展開だったりするのだろう? なんて思った諸兄たちは不正解なので廊下に立っていましょう。
この作品の面白いところは、そうした不安感が破裂することなく進んでいることです。
そして何より家族であり兄弟だからこそ決定的に表に出ない感情が表現されていて、管理人的にはこの辺りが結構ツボだったりしますw
愛のカタチと幸せのカタチ
今回紹介した「しきにゃんさんちのおにいさん」は管理人的にはツボなんですが、実際のところはわりと好みが分かれる作品だと感じます。
しかし、作者は別の作品も手掛けていて、そちらの作品を読んでいる人は是非とも読んでもらいたい一作。
え? 別作品のタイトルはなんだって?
ヒミツです!(ドンッ
というのは冗談で、本作を読んでみればラストに作者さんが打ち明けているので、あえて今回は書かない感じでいこうかと。
実際、読み終わってから知った方がより面白いしねw
というわけで、ちょっと切ない愛の形を問う物語「しきにゃんさんちのおにいさん」おすすめです!